たまに勢いに任せて、持論をツイートする事があります。
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でも、あれなんだよなぁ。M3の時、ブースで雑談してたのが、音楽って、守るのが難しいよねって事。(・ω・) 転載されて、アレンジって形で手が加えられて、いつの間にかオリジナルの作者のクレジットが外れて、アレンジした人の名義になってる???
このネット社会において、「楽曲のデータ」自体を守るのは、すっごく難しい事だと思うんだな。いつの間にかどこかに転載されている。
この、全く底辺の俺の曲ですら、新作上げてしばらくしたら、biribiriに転載されて、いつの間にかどこかのサイトで mp3 ダウンロード可にされちゃってる。
もはや、こんな事は、止める事は出来ない訳で・・・
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でも、それって、ネットで検索できるから「見える様になった」っていうだけの事で、昔からアングラな世界では行われてた事だと思うんだよね。
ネット社会になって、それが目に見える様になってしまった。
アングラがアングラでなくなってしまったというか。
多分、YouTube mp3 のサイトとか、何の罪悪感も無しに使ってる人、すごく多いと思う…いや、使う人に罪がある訳じゃ無いんだけど。
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そうした時に、じゃあ何が守れるかというと、もはや「楽曲」という「データ」ではなく、「楽曲を作る人」「作者」「人格」「パーソナリティ」だと思うんだな。(・ω・)
例えば、らしゅりーという曲を作る人が居て、その曲がいろんな所でアングラで出回って、もはや勝手な違法な流通をしてて、それを止める事ができないとして。
でも、それを作る「人」「パーソナリティ」「個性」を認める人が居てくれたら、その曲は勝手にどこかに流れて行ってしまったしても、その曲と作者「らしゅりー」を繋ぎ止める事ができる。
そこには、「曲」をアピールするのと同時に、曲を作る「作者」が見える形が必要なんだと思うんだよね。視聴者は、「曲」と同時に「作者」を見る。「曲」と同時に「作者」を認識する。
そうすると、「曲」を作る「作者」に対し、「価値」が生まれて、それが優れたものであれば、その「価値」に対して「対価」を与えてくれる視聴者が現れる。
まあ、なんとなく「タレント業」に近い気もするけど、でも実際そうだと思うんだよな。「音楽」自体で価値を生むことが難しくなってる現在、価値を生むのは「人」なんじゃないかと。
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自分が、いろんなイベントに参加してCD頒布してるけど、通販では全くと言っていい程売れないCDが、イベントではそれなりに売れてる。通販の販売数とは
1桁は違う。それは、らしゅりーの「音楽」ではなく「らしゅりーの音楽」って所に価値を見出してくれてる人が、対価を与えてくれてる、そう思う。
1つ前のツイート、「」の位置がすごく微妙だけど、言いたい事はそういう事。 現在の、音楽界というものが、そういう構造になって来てるんじゃないかなぁ、って事を感じている次第。(・ω・)
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他人のコンテンツにタダ乗りして稼ごうって相手に、まともに「著作権」で対抗しようってのは、かなり難しい話だと思う。そもそも相手は日本じゃないかもしれない。
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CDしかり、ライブチケットしかり、ちゃんとアーティストへ対価を落とすための「プレミアム」と「手段」を用意してあげれば、その対価を払いたいという人は払ってくれると思うんですよね。
最近のスマホゲームが、8割の無課金、2割の課金で成り立ってるのを考えると、8割の無課金を何らかの形で提供しないと、2割の課金に結びつかないと思うのですよね。
ガチガチに著作権で固めて、全てに対し杓子定規に対価を請求する。その様なシステムは崩れてると感じるのです。
タダで使える範囲、対価を得る範囲、そしてそのシステムが成り立つ方法を考えないと、と。
その一つの方法が、即売会という作者と直に触れ合えるイベントであったり、その「物」としてのCDだったりすると思います。
その場合の「プレミアム」として、音楽CDってのは、比較的良い落としどころだと思うのですよね。
ネットで流通している、mp3 や aac には無い、リニアPCMが直に記録されている媒体という物理的な物であり、綺麗なジャケットで、しっかりプラケースに封入されていて。プレスCDなら、なおさら。