私は詞先で曲作りする事が多いのですが、歌詞ができれば、メロディは基本的にそこから発展して生まれます。
例えば、自作「Serenata(小夜曲)」の例だと、
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夜のとばり 星の光 口ずさむ Love song
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この文章を声に出して読んでみると、言葉自体がアクセント(抑揚)を持ってる事が判ります。
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よるのとばり ほしのひかり くちずさむ ラブソング
__/ ̄\_ __/ ̄\_ _/ ̄\_  ̄ ̄\__
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この言葉のアクセントを基本に、音の高低に音階を当てはめて行きます。言葉に沿ったメロディが生まれる訳です。
コーラス毎に同じメロディが乗らない場合もありますが、その場合、歌詞を変えたり、歌詞に合わせてメロディの方を変えたりすることもあります。
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1コーラス目 : 2コーラス目
ほしのひかり : ほしのきらめき
__/ ̄\_ : __/_/\_
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この例では、言葉に合わせてメロディを変えてます。
もちろん、曲の構成上、あえて合わせない場合もあります。
サビの部分。
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いつかきっと 飛んで行きたい あなたのもとへ
__/ ̄\_ __/ ̄ ̄\_ _/ ̄\_/\
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繰り返しの1回目は言葉のアクセントの通りですが、2回目は感情を込めるため、「(い)っ」「た」の部分を強調した歌い方にしてます。
そういった場合もありますので、必ずしもいつもアクセント通りという訳ではありませんが、できるだけ合わせた方が、言葉が自然に聞こえます。
そんな訳で、私自身は、既存の曲とメロディがかぶらないかという事は、あまり意識してません。
部分部分で似たフレーズになる可能性があるのは仕方の無い事ですが、詞が違えば、曲としての全体のメロディは必然的に違ったものになるはずです。
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ごくごく基本的な事ですが、メロディ作りの参考になればいいなと思い書いてみました。
私の場合詞先なのでこんな感じですが、逆に曲先の方の場合、曲に詞を当てる時にどのようなやり方をされてるのか、とても気になる所ではあります。
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